カラスはしゃべる。そして、ライブに行く。


何度も、このライブハウスについては、番組で紹介して来たのに、一度も訪ねた事がなかった。
小樽でアコースティックなサウンドのライブを長年大切に伝え続けている『一匹長屋』
佐々木幸男さんのライブを、久々に観たい聴きたい。と、思って出かけてみた。
気負う事無く自然体でマイペース。そんな風に北海道に根ざして音楽を続けてきたミュージシャンだ。
高校生の頃「コッキーポップ」というラジオ番組から、流れて来た「君は風」と言う曲は、
「ユーフー」という不思議なネーミングの飲み物が歌詞で唄われていて、
その独特の甘さのココアともちょっと違う感じが好きだった私は、
〜 君の好きな”ユーフー”を飲みほす〜と唄われると聴く度にくすぐったい気持ちになっていた。
高校卒業後、進学で札幌に出て来た私は、数ヶ月後に、幸男さんのライブのお手伝いをしたり、
POPCONのステージで幸男さんはゲストで、私はMCでとよくご一緒する事になっていったのだ。
そんなに頻繁にお会いする事もないのだけれど、なんとな〜〜く、ず〜〜っと公私共にお付き合いがある、一番長いミュージシャンになっている。

『一匹長屋』は想像していた以上に雰囲気のあるいいライブハウスだ。
新人のミュージシャンが小樽だったらまずここから。と、唄ったであろう空気感が、
この還暦を過ぎても淡々と唄い続けているミュージシャンの歌声とリンクして、感慨深いものがあった。

小さな会場だけれども、満員。そして、ほとんどみなさん顔なじみ。
ここでライブするよ〜。ってなると小樽近郊はもちろん、道内、道外からも、皆さん集まる。
と言うのも、ここだからコソの伝わり方があるから、『一匹長屋』は特別なものとなってるようだった。

ライブが終わると、急いで座談会風にテーブルをセッティングし始めた。
お客さんもみんなでお手伝いして、あっという間に持ち寄った差し入れの品々が並び幸男さんも交えて交流会の始まり。
えっ???こんな事があるんですか〜?
ライブ後のこんなお楽しみ?など知らなかった私だけど、誘われるままにその場に残って、ファンのみなさんと幸男さんの長きに渡るお付き合いの深さ、温かさを共有させていただいた。

今年になって発表されたCD『コヨーテとUFO』も購入して、みなさんがそうしているように私もサインをしてもらった。
もう、35年以上前に初めてお会いした時、頂いたポスターのサインは「佐々木幸男」とまるで演歌の歌手かしら?
と思うようなものだったけど、今回、yukio sasaki となってたので、「かっこ良くなったんだね〜」って言って大笑い。

「ねえ。幸男さん、ミュージシャンって長く唄い続けるって本当に大変だけど、一番、大切な事だよね。それをし続けたって事は常に唄いたいこと伝えたい事があり続けてるってことだもの。凄い事だよ」って言ったら、
「確かにそうだなあ〜。でも、迷ったり、見失ったりもしたさ。だけど、いっつも、横を見たら同じ時から唄っていた奴らが、やっぱり、唄っているんだよ。だから、続けて来たんだろうなあ。」って幸男さんが応えてくれた。

高校、大学の頃に出会って音楽を一緒に始めた仲間がこのおじさんのまわりには、なんとな〜く何人もいる。
確かにこの人たちは、北海道の新しいミュージックシーンを打ち立ててくれたんだ。
おじさん!!さあ、ここからだよ!!まだまだだよ!!もっともっと、素敵に唄ってくれ〜〜〜。
なんてったって、幸男さんは、太ってないし、髪もフサフサだもの!!大丈夫だよ。(笑)

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