雑草会活動報告


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6月、札幌の一番爽やかな季節ですね。暑すぎず寒すぎず、緑はもりもりと成長して美しい。日も長くて嬉しいです。今日が夏至でしたから、今日を境に冬に向かうのかと思うと・・・いやまだ考えたくないですね、灯油代のこととかは。

植物達が元気な季節ですから、当然わが雑草会もじっとしてはおられません。先日、あいにくの雨にも関わらず活動を決行いたしました。

場所はいつもどおり札幌市内某所。今回のターゲットはヨモギ&タンポポです。

が、あいにくの雨なのでタンポポはあっさり断念。あこがれのタンポポコーヒーはおあずけでしたが、深追いしないのが雑草会の鉄則です。

ヨモギは定番のヨモギ餅に。市販のヨモギ餅とは違って尋常じゃない量のヨモギを投入。新芽の部分だけをふんだんに使用したなんとも贅沢なヨモギ餅に・・・なる予定でしたが、もち米を蒸かす段階で何か間違いがあって不思議な食感の餅になってしまいました。やっぱりね、餅は餅屋にっていいますものね。ヨモギもやっぱりね、多ければいいってもんじゃないです。何事も適量っていうものがあるものです。

なんだ今回の雑草会は、ぱっとしなかったんじゃないの?と思われたかもしれませんが、実は思いがけない収穫があったのです!

この日はハリエンジュ(ニセアカシア)の花が八分~から満開のジャストな咲き具合の日でした。ハリエンジュは札幌市内の少し緑の多いところや街路樹などにもよく見られる木です。でも花の命は結構短くてすぐに散ってしまいますし、ウチの周りにあるものなどは高い木が多くて、花に手が届かないのがほとんど。

でもその日は「わたしを採って」といわんばかりに目の前に満開のハリエンジュの花が鈴なりにぶら下がっておりました。今日は天ぷらをする気分でもないし、お茶にするくらいならあまり多くとっても使い切れないし・・・と思いましたが、あまりにも素晴らしく、そして尋常じゃない量のハリエンジュの花を前にして採らずにはいられませんでした。自然の声に耳を傾けるのが雑草会の鉄則です。

そして、この花をさっとゆでてオリーブオイル・ワインビネガー・塩コショウでマリネ風に味付けしたところ・・・

ななななんと優雅で上品なお味・・・!ふわりとしたよい香りとほんのりとした甘みが広がり、もう自然にうっとりとしたため息が漏れてしまいました。 この美味しさ尋常じゃあないです。 

ほとんどの札幌市民がこの花がこんな至福のたべものになることを知らずに一生を送るのかと思うと切なくなるほどです。山菜好きの人たちだってタラノメやワラビやウドは血眼になって探すのに、こんな素晴らしいものがこんな目の前にあるというのに誰も食べようとしないのは一体どういうわけなのでしょうか。幸せは必ずしも森の奥深くにあるものではないということを雑草たちは教えてくれます。

そんなわけで、今回の雑草会の活動も素晴らしい時間でした。 ウチの近くのハリエンジュの花はあっという間に散りはじめ、道路の脇には白い花びらが積もっています。