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ロックもやし

  • ロックもやし#009 『エコとアンビエント!!』
  • 【2009.09.07 08:02 PM】
 

 

 

うぃ〜すっ!ロックもやしです。 いや〜それにしても今年の夏は、

南米ペルー沖で海面水温が上がっちゃって、

 世界的な異常気象をもたらすという例の

『エルニーニョ現象』のせいか、
 

ナツぅぅううー!!! 

てな感じの夏を満喫しないまま

 

2009年の夏が終わちまったよな.....
 

さてそんな今年の夏、

 オレ個人的によく聴いたアルバムつうと.... 

やっぱりコレだね! 

何かって?

 

アイスランド出身のバンド、

『シガー・ロス』

のヴォーカル&ギター

ヨンシー・バーギッソンのプロジェクト

『ヨンシー・バッギソン&アレックス・ソマーズ』

 

の7月22日にリリースされた1stアルバム 

『ライスボーイ・スリープス』

同性愛者であるヨンシーのパートナーの

アレックスと一緒に作ったアルバムなんだけども、

これまでにこの二人は、『ライスボーイ・スリープス』(直訳すると、お米少年眠る?)の名義で、

美術展や展示会など、アートな活動をしてきた二人なんだよね。

 

そんな彼らが今度は、

音楽でコラボレーション!


北海道のバンド、 

『sleepy.ab(スリーピー)』

のような、

"海月(クラゲ)サウンド"

(浮遊感漂う感じの音の世界観を勝手にオレ、そう呼んでます)

 が好きな方なら、間違いなくハマるであろう

 

アイスランド出身のバンド、

『シガー・ロス』!

 二組とも北国出身だね.... 

そんなシガー・ロスのヴォーカル&ギター 

ヨンシー・バーギッソンのプロジェクトでもある

『ヨンシー・バッギソン&アレックス・ソマーズ』

 

の1stアルバム『ライスボーイ・スリープス』。 

ほとんど『シガー・ロス』の佇まいを残しつつ、 

インストゥルメンタル(歌の入らない楽器のみの演奏や、そのような楽曲のこと)な作品で

 

まさにこれぞ、真の"アンビエント・ミュージック"

 と言ってもいい内容になってるんだよね。


『アンビエント・ミュージック』っつうと、 

"癒しの音楽"だったり、 

"ヒーリング・ミュージック"だったり、 

"リラクゼーション・ミュージック"的な?
 

言われ方をされる事があるんだけども... 

まぁ確かに広い意味では、そう言っても間違えではないんだけども。 

そもそも"アンビエント・ミュージック(環境音楽)"って、

 

偶然の産物だったんだよな。

 

このアンビエント・ミュージックの 

生みの親である 

『ブライアン・イーノ』!

 

ロキシー・ミュージックのオリジナル・メンバーで、

今やU2には欠かせない人物でもあり

プロデューサーとして、デヴィッド・ボウイの名盤!『ロウ』や

トーキング・ヘッズのこれまた名盤!『リメイン・イン・ライト』。
 

日本のバンド、ポリシックスに多大な影響を与えたディーヴォ

 

バンド・エイドの仕掛人のひとりでもあるミッジ・ユーロ参加前の

ウルトラヴォックスといった、ロックの歴史的名盤の数々を手掛け、

またウィンドウズ95の起動音を作ったりと、

70年代、80年代.....いや、20世紀から21世紀にかけて

今もなお、現役バリバリ!第一線で活躍する数少ないアーティストの

 

ひとりでもある、ブライアン・イーノ!.....

......

......

時は1970年代中頃、

ブライアン・イーノは自動車事故にあい、不自由な状態でベッド生活に。

ある日、彼の友人が18世紀のハープ音楽のレコードを持ってお見舞いに来ました。

友人が帰ったあと、イーノはそのレコードを聴こうと、

四苦八苦しながら、なんとかレコードをかける事が出来ました。

ところが、ベッドに横になったあとで、アンプのボリュームが小さすぎて

しかもステレオの片方のスピーカーしか鳴っていない事に気付いたのです。

 

さぁどうする!?イーノ君?

 

しかし、イーノはそれを直す元気がありませんでした。

 

仕方なくそのままの状態でレコードを聴いていたイーノは、

ある事に気付いたのです!

その時、外の雨音のすき間を縫って時々聞えるその微かな音楽が、 

音楽というよりも、むしろ環境の一部をなすものなんだという事に

つまり、雨の音や風の音、光の色、匂いと同じように、

 

環境の一部と化した音楽があってもいいじゃん!

 

という事に気がついたのです。

そうした経験からブライアン・イーノは、

1975年に、アルバム『ディスクリート・ミュージック』

 

訳すると、『目立たない音楽』 を発表!

 

このアルバムを持って、世にアンビエント・ミュージックを提示したのでした。

おしまい。......

 

でも当時、このアルバムは散々な評価だったらしいよ。

退屈だ!眠くなるわ!といったような評価。
 

そりゃ聴き方を誤れば、そうなるよね。 

音楽としてじゃなく、あくまで"生活空間の環境の一部"として聴かないとね、 

誤った評価をしてしまうよなぁ。

 

例えば、空港の雰囲気が好きな人は、 

彼が1978年にリリースしたアルバム 

『ミュージック・フォー・エアポート』を聴きながら、 

1日、空港で過ごすのっていいかもよ。
 

で、今回の『ヨンシー・バッギソン&アレックス・ソマーズ』のアルバム 

『ライスボーイ・スリープス』をアイ・ポッドに入れて、 

何気に外を歩きながら曲を聴いていた時に、 

ある不思議な感覚に陥ったんだ。
 

彼らの音楽を聴いていると、 

木々や草花といった、決して自ら動く事の出来ない

 生命たちに、なぜか目がいってしまうのだ。

 

コンクリートの隙間やアスファルトの割れ目から生えている草花たち。

過酷な環境・状況にもかかわらず、必死に生きようとする

 

生命の力強さと、

 

風に揺られた草花たちの"表情"

 

それらが目に見え、美しく不思議な感覚に陥ったのだ。 

今まで見過ごしていた小さな自然に、温かな陽が射すような感覚の音楽。

聴いていくうちに、次第に強い情感が込み上げてき、

生きてゆく強さ、人生に肯定的な気持ちが湧いてくるのだ。

そう、それは以前、オレがに行った時に、

感じた事と同じ感覚だった。

 

自然から教えられる事や学ぶ事というのは実に多い。

スペインを代表する、あの天才建築家

アントニオ・ガウディ』も、

自然から学んだ事を建築に当てはめたのだ。

一見、異様な印象を受けるガウディ建築ではあるが、

実は、素材の断熱性や風通りなどを分析して作られた建物で、

それらは全て、自然から得た事を生かした建築物なのだ。

自然に触れる事の大切さ。

 

自然に触れなければ、人はおかしくなってしまう。

気持ちよく生きるには、たまにでもいいから自然に触れる事。

 

"地球環境"に依存しながら、互いに複雑な関係で結ばれている

生き物すべては、やっぱり自然が一番大切なのだ。

確かに世の中、便利に超した事はないが、

その便利さのために自然が壊れされる事は、

絶対によくないよね!

 

今回、彼らのアルバムを聴いて、ホント、

様々な事柄を再認識&発見させられたなぁ。

 

彼らのアルバムは、夜、部屋の明かりを消して瞑想的に聴く音楽ではなく! 

太陽の光りを浴びながら外に出て聴く、音楽だと思ったね。

 

大地のきしむ音、風の音、水の流れる音など、 

生命と自然の胎動を感じさせてくれる解放的な作品。

 

消費されるだけのダウンロード・ミュージックではない

彼らの音に触れて、自然に触れて、何かを感じ取って欲しいなぁ〜。

今度、森に行って聴いてみようかな。

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